エンドロールが終わる頃には
まだ 終わりじゃない 閉じかけた ドアの向こうに 見える影 曖昧にやり過ごし 無機質に笑ってた昨日 エンドロールが終わる頃には 隣の席は冷たい サヨウナラは言わない グラスに残る滴飲み干す 最後の字幕 見送って ドアの向こうに 視線をうつす 灯りに気が付いて 歩き出す先...
なんでもない休日
灯りが点いたまま 時計の下 眺めながらまどろむ午前3時 もう街が動き出したよう 少し焦りながら 探していた頭痛薬を飲み込んだ ぬくもりに抱かれ心地良いような 泥濘にはまっているような 台詞のない1日 鳴らない電話 雨が降ってきた もう一度眠ろう 窓から差し込んだ鈍い灯り...
居酒屋
生ビールをください 差し当たり塩キャベツ 若鶏の唐揚 お決まりのポテトサラダ なんだか久しぶりな 気がしていたけど そういや先週も 朝まで呑んだっけ? 明日のことなんて なってみなくちゃ分からない 今は今 呑みましょう あっという間に オカワリをください...